運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

7年間の共同経営 64(退職までの日々18)

 

*前々回からのつづき

慌ただしくしているうちに、
恐怖(?)の海外旅行の日になった。今年の行き先はラスベガス。


なんで私を連れて行きたいのか本当に不思議だったけど、対外的に仲良く見せたいし、
「辞めていくやつを旅行に連れて行ってやる、私たちって心が広い」
と、自己陶酔してたようだ。


相も変わらず、女王様が作ったスケジュール表に従って動くことになっていた。
長時間のフライト後にゆっくりしたいけど、初日の夕食はステーキ、、、


「有名なステーキハウスなのよ」
地球の歩き方に載っている情報を意気揚々と話してた。


ホテルの入口で待ち合わせることにして、時間まで部屋で休むことにした。
寝てしまうと起きられないと思い、私はシャワーを浴びて、
ビールを飲みながら時間をつぶしていた。


女王様は寝てしまい、待ち合わせの時間になったから起こしてあげたら、
「なんで自分だけシャワーしてるの?私もシャワーする」と言い始めた。
「もう待ち合わせ時間だよ」と伝えてみるものの、聞く耳を持たずにシャワーしはじめた。

仕方ないから私だけ待ち合わせ場所に行くと、
地蔵男子くんしかいなくて「ジャイアンはシャワーしてる」と。
「女王様も」と言ったら、二人でおかしくなって何だか大笑いした。


「あの二人は似た者同士だし、俺たちはついていけないね。
麦とオレンジが正解だよ。正直うらやましいよ。」と言われた。


辞めることが決まってから、地蔵男子くんは話しをしてくれなくなっていたから、
なんだかさびしく思っていたけど、
久々に二人で話しができたので、この旅行も悪くはなかった。


待ち合わせ時間をたっぷりすぎて、まずは女王様がやってきた。
ごめんなさいも言わず「ジャイアンは?」と言って
「まだ来てないよ」と言うと怒り出した。


しばらくしてやってきたジャイアンに「何で、こんなに遅いのよ」とわめいてる。
私と地蔵男子くん、顔を見合わせて「お互い様じゃんね!」とこっそり言った。


食後は、各々でカジノへ行くことに。私はあまり興味がないので、
まずは子供たちがいるゲームコーナーのようなところに行った。

輪っかを投げて、おさまった場所に書いてある景品をもらえる
という単純なゲームがあったので、やってみる。何気なくポンと投げたら、大当たり。


1メートルくらいの大きさの巨大なワンコのぬいぐるみが当たってしまった。
ゲームをやってる子たちから羨望の目で見られて、ハイタッチされた!(笑)
(そのワンコはいまでも、私の寝室にいる。かなり邪魔だけど、、、)


せっかくだからルーレットもやってみた。
ルールがわからないから、地蔵男子くんと一緒にやることに。
地蔵男子くんが説明してくれてるのに、
何も考えず、サクサクと好きな数字に置いて雰囲気を楽しんでた。


欲がないとギャンブルの神様が降りてくるのか、大当たりが続いた。
そろそろ眠くなってきて、最後にしようって残りのコインを全部、
私のラッキー数字の赤の13に置いた。


地蔵男子くんが「全部は危険だよ」って止めてたけど、
13で当たるって気がしてたし、


まあ、全部なくなってもいいやって軽い気持ちだった。
そして、、、見事に赤の13に球が落ちた。
30ドルがあっというまに1000ドルになった!
やっぱり私は持っていた!(笑)


つづく



【今日のわんこ】

f:id:mugitoorange:20181221141539j:plain