運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

7年間の共同経営 63(退職までの日々17)

*前回からのつづき

ある意味、色んな思いが吹っ切れた!
とにかく粛々と準備を進めようと思った。


広告の仕事に関しては、前職の会社と代理店契約をする必要があった。
そこで、同期で代理店部にいるSちゃん(男性だけど!)に相談に行った。


会社を辞めて独立することを伝えると、
ゲラゲラ笑いながら「麦とオレンジ と 女王様でうまくいくわけないじゃん、
独立したほうがいいよ。いやいやおめでとう!」と言ってくれた。


本来であれば、色々と審査が必要なはず。
ところが、Sちゃん枠(?)だからかどうかわからないけど、サクサクと話しが進み、
私の新しい会社で代理店契約を結ぶことができた。


あと、もう1つ問題があった。当時はまだ広告のデータ入稿ができず、
紙での入稿を版元に持ち込みしなければいけなかった。
しばらくは私は一人でやる予定だったので、持ち込み入稿なんてできそうにない。


そこでSちゃんに相談をすると
「おっけー、制作と入稿までやってくれる代理店さんがあるから、
そこを通して入稿すれば大丈夫だよ。
女性社長さんですごくいい人だから、そっちに話し通しておくよ!」と
何事でもないように言ってくれた。


早速、女性社長さんの会社であるT企画という代理店さんに
Sちゃんがアポを取って同行してくれた。


T企画は創業25年。女性社長のKさんは起業の大先輩。
まったく偉そうにせず、柔らかい雰囲気でニコニコと話しを聞いてくれて、
とても素敵な方だった。


Kさんに、Sちゃんが私の紹介をすると
「女性の起業は応援したいし、
Sさんの紹介だから!何でも気兼ねせずに言って下さいね」と言ってくださった。


どうしようかと思っていたことが、
Sちゃんのおかげでトントン拍子に話しが進み、あっというまに契約まで終わってしまった。

私の独立を後押ししてくれたF先生によれば、
「Sさんは、麦とオレンジちゃんに利益をもたらす人で
運を持ってる人だから、ずっとご縁があるよ」とのこと。


その言葉通り、Sちゃんは今でも私の会社の一番のサポーターで、
大事なイベントや契約等のときいは、いつも助けてもらっている。
本人曰く、「僕は、アルバイト以下の “タダ働きスタッフ” 」らしい。
「あなたは、本当にひどい人だ」と言われるけど!(笑)

本当に感謝している!


つづく


【今日のわんこ】

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