運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

7年間の共同経営 55(退職までの日々9)

*前回からのつづき

税務調査も無事に終わり、通常の日々が戻っていた。


そんな時、A姐さんから
「S社長、本気でパラオに行く気らしいわよ。」と電話があった。


その週、S社長・A姐さん・Kさんと集まることに。
スキューバを始める時パラオに行くのが目的とは言ってたけど
まさか今年とは思ってなかった。

ただS社長はノリノリで、今年行く気満々だった。
いかにパラオが素晴らしいかを熱弁され、A姐さんが
「ホテルはどうなの?私、ちゃんとしたホテルじゃないと無理よ」というと、
ダイビングショップのオーナーさんが、以前パラオにいた方で、
パラオで一番ゴージャスなホテルである「PPR」を手配できるとのこと。


特別感が大好きなA姐さんはガゼン乗り気になり
「あら、そうなの。じゃあこの4人で行きましょうよ!」ということで、
私とKさんも、流れのままにパラオに行くことになってしまった。


木曜の深夜に出て月曜に帰ってくる便なので、
金曜と月曜を休まなくてはいけない。。。


出張続きでずっと土日も休んでなかったから、
本来であれば、少しくらいお休みもらってもいいのだけど、
そんなことをすんなり受け入れてくれる状況ではなかった。


A姐さんに相談すると、
「あなたの当然の権利でしょ。自分が社長になった時、
休日出社してる社員に有給やらないの?パラオ楽しみましょ!」と言われた。
A姐さんは、ニコニコしながら有無を言わせぬ迫力がある。。。


翌日、めずらしくジャイアン・女王様・地蔵男子くん・Kくん・Cちゃんの
みんなが揃っていたので、思い切って
パラオに行きたいので、お休みさせてください」と言ってみた。


Cちゃんが「え~、いいですね!海きれいでしょうね~♪
ずっとお休みしてなかったから、楽しんできてください!」と言ってくれた。


Kくんも「そうだよ、ずっと土日も出てるんだし、行ってきなよ」と続けた。


ジャイアンと女王様は快く思ってはなかったみたいだけど
「仕事に穴あけないなら、行けばいいじゃん」と。
Cちゃん、Kくんのアシストのおかげもあったからだと思うけど、
意外にもすんなりとOKがでた。


パラオに行くまでも出張続きで、社内にいる時は深夜まで業務が続いたけど、
これを乗り切れば青い海が待っている!と思うと頑張れた。


そしてパラオへ出発の日、ギリギリまで会社で仕事をして成田に向かった。
待ち合わせ時間ぴったりに私が到着すると、
一緒にツアーへ行く方々はもうすでに、ビールを飲んでた。


もちろんA姐さんも、優雅にビール片手に迎えてくれた。
私ひとり、バタバタしてる感じで、何だか恥ずかしかった。

 

つづく

 

【今日のわんこ】

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