運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

7年間の共同経営 60(退職までの日々14)

*前回からのつづき


新会社の準備を進めている中で、
そろそろPC関係を揃えなければいけなかった。


私は全く疎い分野なので、ジャイアン弟のKくんにお願いした。
Kくんとは、S部長の仕事で女性向け会報誌の仕事をお願いしたことがきっかけで、
すごく仲良くなった。


会報誌は、各拠点(関東5拠点と仙台に1拠点)のスタッフさんが毎回表紙になる。
Kくんはカメラもプロ級だったので、撮影をお願いしていた。


撮影にはいつもKくんの車で行っていて、帰りにご当地名物を食べるのも楽しみだった。
最初に仙台へ行った時は、二人で牛タンを食べよう!とテンションが上がっていた。


取材先の担当者がランチにご招待してくれてウキウキしてたら、なんとハンバーグ…。
二人で「次回は、予定があるということでランチは断って、美味しい牛タン食べよう」
と残念がったり、色んな楽しい思い出がある。
私が辞めることを理解しつつ、淋しがってくれていてるのもKくんだった。


私がPCのことを相談すると色々と考えてくれた。
まずは一人で会社をやるのであれば、iMacがいいということになり、
Kくんが問屋のようなところでかなり交渉してくれて、すっごく安く買ってきてくれた。

緑のiMacが、私の会社の最初のPCになった。本当はオレンジがよかったけど(笑)
プリンターなど必要なものを色々と探してきてくれて、全てセッティングまでしてくれた。


本当に、Kくんのおかげで年明けから仕事が始められる状態になった。
もちろん業務時間外にやっていたのだけど、
ジャイアンと女王様はKくんが私を手伝っているのを良くは思っていない。


「大丈夫なの?」とKくんに聞くと
「あの人たちのせいで、麦とオレンジは辞めなければいけないんだから、
僕がこれくらい手伝ったっていいし。
そもそも僕は社員じゃないんだから指図される覚えもないし、大丈夫だよ!」と言ってくれた。


確かにKくんは「社員にはなりたくない」ということで、外注として仕事を受けていた。
とはいってもジャイアンとは兄弟だし、今後もここで仕事をしていくのに、、、。


本当に感謝感謝だった。 


つづく

 

【今日のわんこ】

f:id:mugitoorange:20181214161219j:plain