7年間の共同経営 59(退職までの日々13)
*前回からのつづき
早速、K美ちゃんと会うことになった。
都内の喫茶店で顔合わせ&打ち合わせ。
Mちゃんはお腹が大きいこともあり、外出が厳しいので
初対面だけど二人で会うことに。
K美ちゃんは目がくりくりして、かわいい系の女の子っぽい感じの人だった。
簡単な挨拶をして、ざっくりとお願いしたい仕事内容を説明したが、
Mちゃんが事前に詳しく引き継いでくれていたようで、K美ちゃんも理解が早かった。
早々に仕事の話しも終わり、コーヒーだけで打ち合わせしていたので、
「ケーキでも食べますか?」と聞いてみた。
私は酒飲みなのでケーキや甘味はほとんど食べないけど、
女性と打ち合わせの時はちょっと気を遣うようにしていた。
K美ちゃんは「あっ、大丈夫です。」と断ったので、
遠慮してると思い「私も食べるからどう?」と言ったら、
「私、本当に甘い物苦手なので、麦とオレンジさんだけ召し上がって下さい。」と言われた。
「もしかして酒好き?」って聞いたら
「はい、大好きです。」と嬉しそうだった。
その日は打ち合わせの後、会社に戻る予定だったので、
改めて日程を決めて飲みにいくことにした。
当時、渋谷でお気に入りの居酒屋さんがあったので、そこへ行くことに。
まずはビールで乾杯して、
二人同じタイミングで1杯目はあっと言う間になくなった。
お互い「喉が渇いてたんで!」と言ってるのが、おかしかった。
どんどんビールを飲み進めたようで、
仲良しの店員さんに「すごいペースですけど大丈夫ですか?」と心配された。
K美ちゃんは「ビールなんて、お酒じゃないから心配しなくてもいいですよね」と。
かわいい顔して、かなりの酒豪だった。
酒飲み同士、あっというまに仲良くなり色んな話しをした。
もともとはアパレルにいて、お洋服を作るデザイナーさんだったけど、
そのブランドがなくなるか何かの時に、広告のデザインをすることになって。
紙&webのデザイン勉強をしたのが、今の仕事をするきっかけだったそうだ。
K美ちゃんは、私の先輩の会社で制作の仕事をしていたようで、
その仕事をMちゃんが手伝ったことで仲良くなったようだ。
今はその会社を辞めてフリーになり、自宅で仕事をしていて、
ひと回り年上の元ミュージシャンの彼と10年以上一緒に住んでいるそうだ。
とにかく酒飲みだし、なんとなく気も合うし
Mちゃんがいない間も大丈夫そうだな〜って思ってた時に、
「私、仕事をする上で時間にルーズなのが大嫌いなんです。
制作関係の人ってそういう人が多くて、、、私は、絶対約束した時間は守ります。」
と言ってくれた。
私も時間厳守は仕事というか人としての大原則なので、
この言葉で、K美ちゃんに仕事をお願いして大丈夫と確信した。
そして、一緒にお酒を飲む時は、翌日が使い物にならないことも確信した!(笑)
つづく
【今日のわんこ】