運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

社員と一緒の激動期 40

人が増えて大変だったこと


Kは、「超タフでぐいぐい引っ張っていくようなタイプ」
ではなく、どちらかというと繊細で、
自分が前に出るより、誰かをサポートするタイプの子だった。


そのKが、私の入院で全ての責任を負い、
前面に立ってのフル稼働してくれて、本当に感謝感謝だった。
でも、相当な負荷がかかっていたのは確かだった。


私が退院してしばらくは、
Kが私の体調を気遣ってくれて、なるべく早く帰ったりしていたものの、
年末に向けて仕事も忙しくなり、あっと言う間に通常業務に戻った。


Sが2ヶ月後に戻ることが決まり、
Kもすごく喜んで、二人で祝杯をあげた翌日、
Kから「午前中休ませてもらってもいいですか?」と電話があった。


昨日、そんなに飲んでもないので、
どうしたのかと聞いてみると、腰痛で動けないようだった。


「無理しないで休んでいいよ」と言ったのだが、
痛み止めの注射を打って会社に来た。


よくよく聞いてみると、毎朝ふとんから起き上がる時に
激痛が走るようで、しばらくお風呂で温めて、
それでストレッチをして会社に来ているようだった。


今までは、何とかそれで対応できていたのに
今朝は我慢できないくらいの激痛が数分おきに起こり、
玄関で倒れてしまったとのことだった。


会社の近くにある整形外科で診察も受けてたし、
毎日リハビリにも通ってたのに、今回の痛みは尋常じゃない。


すごく心配になって、他の病院も行ってみたら?
と言ったのだけど「冬の時期は、いつもこうなので大丈夫です」と。


でも、その後もKの腰痛は頻繁に起こった。


時差出勤や在宅勤務も勧めたけど、
責任感の強いKは「大丈夫です。」と言い張る。


注射と薬で、だましだましやっていたけど、
とうとうそれも限界になった。


Sが翌週から出社するという週末、
私とKは朝から休日出勤していた。


なんだかんだと時間がかかってしまい、
夜も遅くなってしまったので、そろそろ帰ろうと思い、
Kの様子をうかぐと、Kが見えない。


え???


となって近づいてみると、Kが床に崩れ落ちていた。


【今日のわんこ】

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