運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

設立当時に、やっていたこと。4

憂鬱な飲み会


自分で言うのも何だけど、美人でも色っぽくもなく。
どちらかというと、体育会系の(体育会ではないけど)サバサバタイプ。


ある時、広告出版元の代理店部の担当と飲みに行くことになった。


今までは同期のSちゃんが代理店部の担当だったけど、
Sちゃんの人事異動により別の人が担当になった。


広告出版元=私が新卒で入った会社。
当時は、一般的な会社と少し違い、
ノリと勢いで世の中渡ってるような人も多く(今は全く違う会社になってるけど)
OB・OGには、すごくフレンドリーで対応も良かった。


その出版元へ契約の挨拶に行った際、
なんだかんだ話しているうちに盛り上がり「飲みましょう」
ということになった。


Sちゃんと同じノリと思ってたし、最初は楽しく飲んでたけど
途中から怪しい雰囲気…。
「彼氏はいるんですか?」とか「結婚しないんですか?」とか、
プライベートなことを聞いてくる。


あげくの果てには「僕、彼氏いても旦那いてもOKなんで」と言われた。
なんじゃこいつ???と思ったけど、A姐さんの教えを思い出し、
「な〜に言ってるの、そんな持ち上げたって何にもでないですよ〜。
でも、嬉しいから今日はごちそうしますね」
と言って、伝票を引っぺがして、にこやかに超光速で振り切って帰った。


続けざまに、前の会社でお世話になってたWさんからも連絡があり、
お会いすることになった。


ジャイアンたちとの約束で
Wさんにも辞めることを言ってなかったので心配してくれていたし、
「すぐに何か仕事を出すとジャイアンたちに、
変な勘ぐりされてもいけないから、部署も異動予定だし、
新しい仕事が始まったら、お願いするよ」と言って下さった。


やっぱり人間的に尊敬できる人だと思ったし、
いいお付き合いになると思った帰りがけ。
エレベータの中で2人になったときに
「麦とオレンジさんだったら、離婚してやり直したいな」と言われた。


え〜〜〜〜〜!!!!!ってなったけど、
「何言ってるんですか〜。そんなこと言っていただけるなんて、
冗談でも光栄です!」ってギャハハと大げさに笑い飛ばした
(内心バクバクしてたけど)。


Wさんも酔ってたとはいえマズイと思ったらしく、
「いやいや、冗談だよ。ごめんごめん」って訂正されて終わったのだけど。


これから仕事もさせていただくことになる人なので、
この時はちょっと酔っ払って言ってしまっただけだと思うことにした。


しかしこのWさんも後々、モンスターになるのである…。


そんなこんなで、色気のない私でさえも、
(当時、女性社長もめすらしかったのか)あわよくば的なお誘いもあった。
誘ってるほうは軽い気持ちだったかもしれないけど、
当時の私は軽くかわせず、その度に嫌な思いもしていた。


うまくかわせないことを反省もしてたし、
こういう事もさらりとかわせるようにならなくては!と、頑張っていた。


でも今考えてみると、
そんな奴らとはいい関係にもいい仕事にもならない。


その時、多少の影響があったとしても、
長い人生においては何の問題もない。


また、そういう奴らは心も含めて不細工だ。
いい男はそんなことはしない。


だから、声を大にして今なら言える。


嫌な奴と飲みに行く必要は全くない。

会社として接待飲み会をしないし、もちろん社員にもさせない。


ただし、仕事を通して
「この人たちと一緒に飲みたい!」って思ったこともあるし、
そういう人たちと仕事をしたいと思ってる。


社員にも「この人たちと仕事して、一緒に飲みたい」って思った時には、
楽しんで行って来いと言ってるし、
そういう方々と一緒に飲むお酒は最高だと思う!

これからも、好きな人と好きな仕事をして、好きなお酒を飲む!は、
永遠に変わらない!!!

 

【今日のわんこ】

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