運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

チームワーク

もちろん仕事は一人ではできないもので、
社内外関わらず、誰かと一緒にやっていくものだと思う。

 

新卒で入った会社では広告の営業をしていた。
入社してまず先輩たちに言われたのが

 

「庶務に嫌われないこと」

 

営業が花形の会社だったので、
とにかく売上を上げてる人が偉いという感じだったけど、
それを陰で支えてくれてるのが庶務だった。

 

受注登録や申込書等の書類関係の処理はもちろん、
交通費の精算や健康診断等の事務的手続きなどもろもろ、
私たちが営業に専念できるように、その他の雑務を全て対応してくれていた。

 

当時、私がいた営業所の庶務は
超仕事ができるY子さんというお姉さまだった。

 

膨大な事務処理を淡々とこなしていて、
画面に向かい受注登録をしながら、電話を取り、
来社する業者さんにも対応する。

 

まさにスーパー庶務で、最初は話しかけるのも怖かった。

 

ある時、申請書類が良くわからなくて、
でも忙しそうなY子さんに聞きづらく、とりあえず提出してしまった。

 

案の定「何で聞かないの?
こんなことやると二度手間になるでしょ。迷惑なの。」
と烈火のごとく怒られた…。

 

それ以来、期限内に書類提出するのはもちろん、
わからない時は、Y子さんの仕事の状況をみて
「お時間よろしいですか?」と事前に聞きにいくようにした。

 

期末などY子さんが忙しい時には、みんなのコーヒーカップを洗ったり。
ささいなことだけど、少しでもY子さんのお手伝いをするようにしていた。

 

そんなことをしているうちに、すごく可愛がってもらえるようになった。

思うように数字が上がらない時は、新規のテレアポリストを作ってくれたり、
飛び込み営業中に業務報告の電話を入れると
「きっといいお客さんが見つかるから頑張っていってらっしゃい」
と声かけてくれたり、
営業所に戻ると満面の笑みで「お帰りなさい!」と言ってくれて。
本当にお母さんのような役割の人だった。

「Y子さんって、何でそんなに仕事できるんですか?」
と聞いたことがあった。


「営業所はチームだと思ってるの。
営業のみんなが一生懸命売ってくるから営業所の数字も達成できるし、
そうなると私も嬉しい。


私の仕事は、営業の人がいかに営業に専念できるかを考えることだし、
そのためには相手の立場になって、
どうやったら嬉しいか?楽になるか?を考えること。
そうすれば何をしたら良いかがわかってくる。


そうするには、自分の業務に関して徹底的にプロでなければいけないけど。
どこの営業所の庶務よりも、営業にとって頼りになる存在でありたいし、
それで営業がいい仕事をできれば、
結果、チームとしてもいい仕事につながる。」


チームワークって
何となく仲良くほんわかしてるイメージだったけど、
Y子さんとの仕事を通じて、


チームワークとは
「自分の仕事に徹底的に責任を持ち、
相手の立場にたって考え行動すること。」だと思った。

そして、何よりも「このメンバーとだったら、何でもできる!」
と思えた時が最高のチームワークなんだと思う。

今、私も苦楽を共にしたメンバーたちと一緒なら、何でもできると思ってる。
会社を1人でスタートして今年で20周年。最高のチームワークで迎えられそうだ。

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