運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

社員と一緒の激動期 34

人が増えて大変だったこと


Gが辞めて3ヶ月くらいは、
ちょうど会社も忙しくない時期だったので、
何とかKと二人でやっていた.


でも、G太さんとやっている仕事が忙しくなる時期までには、
増員しなければと思っていた。


ただ、Kと二人で日々の仕事をしている中で
採用活動をするのは厳しく、
友人がやっている人材紹介にお願いすることにした。

職種は営業で、未経験OKというざっくりしたオーダーだったので、
すぐに候補者が見つかり面接することになった。


半年ほど社会人経験はあるものの、
ほぼ新卒に近い状態のA子(女性)は、大きな目のかわいい子だった。


ニコニコして素直そうな印象で、見た目も良かった。

紹介会社のカウンセラーがしっかり面談してると思い込んでたし、
とりあえず早く人が欲しかったので、ほぼ即決で入社が決まった。


しかし、、、紹介会社のカウンセラーは、
売上目標を持つ営業だ。
カウンセリングとは名ばかりで、本人の希望や意志は関係なく、
とにかく案件にフィットしそうな人材を当てはめて、
さばいているのが実態だった。(ということに、後で気づく)


A子も入社してしばらくは気を遣ってたようで、
特段かわったことはなかった。


座学も終わり、テレアポや飛び込み営業もやるようになったし、
毎日のフィードバックもして、頑張っていると思っていた。


ある日、会社の帰りにKと3人でご飯を食べに行った時のこと。
飲み物を頼んだ時に、氷を追加で頼んで、
食事中、ずっとバリバリとその氷を食べている。


「そんなに食べて、体冷えるけど大丈夫なの?」と聞くと
「家でもずっと食べてるし、大丈夫です。」と。


そしてその翌日から、毎朝2kgのロックアイスを会社に持ってきて、
机にいる時は、ずっと氷を食べていた。


見かねて「氷ばかり食べてて、体に良くないから、ちょっと控えたら」
と言うと、「皆さんのコーヒーと一緒です。
私、コーヒー飲まないので、いいですよね」と。


明らかにおかしいなと思って調べてみたら、
氷を食べるのは、氷食症とかいう症状で、
鉄欠乏性貧血の人に多いようだった。


「体調は大丈夫なの?」と聞いたら
「単に氷が好きなだけなので大丈夫です。」と答えるので、
しばらくは様子を見ることにした。


A子が入社して1ヶ月くらい経った時、
人材紹介の友人から電話がかかってきた。


「麦とオレンジの会社に入ったA子から
クレームの電話が入ったんだけど、ちょっと来れる?」と言われ、
早速、友人の会社に行くことになった。


【今日のわんこ】

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