運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

社員と一緒の激動期 15

人が増えて大変だったこと


話しは戻るけど、Sが3年目になったとき
新卒採用することにした。


Nが辞めた後、すぐにKがアルバイトとしてくるようになり、
トントン拍子で正社員になった。


ちょっと天然な部分もあるけど、表裏のない本当に素直な性格で。
制作の仕事も一生懸命に頑張り、
1年経つ頃には制作として稼働するようになっていた。


その頃は、今と違って当たり前のように夜遅くまで仕事をしていた。
週に2〜3回の入稿日があって、
入稿した原稿が掲載OKかどうかを確認する「疑問出し」というものがあり、
その連絡がくるのが20時くらい。


OKならばそれで帰れるのだけど、
何か不備があった場合はそこからの作業になる。
なんだかんだと対応していると、1日の仕事がおわるのは
21時を過ぎてしまう状況だった。


さっさと帰ればいいのに、
3人ともお酒は嫌いではない(というか好き!)


帰り道「サクッと行く?」となって、
ほぼ毎日のように居酒屋で飲んでいた。


「あの原稿は事前に確認しておくべきだった。」とか
「来週はあの会社の原稿が入るから、早めに作業しよう」とか、
日々の反省会も含め、業務中には話せないことも
ゆっくり話しをできるいい時間だった。


時々、飲みすぎてしまうと翌日がつらかったけど、、、。
そんな風にコミュニケーションはすごく良く取れていたし、
察しのいいSのおかげもあり、
私が何か指示を出す前に、2人で考えて動いてくれるようになっていた。


この体制になって2年くらい経った頃、
仕事も順調だったし、そろそろ新人を採用しようと思うようになっていた。


というのも私は会社員時代、後輩が入ってきたことによって
責任感も強くなり、更に頑張れたので、
SとKにもそういう経験をさせてやりたいと思ったからだ。


二人に話すと賛成してくれて、
広告媒体の掲載からセミナーに至るまで二人で準備してくれた。


セミナー前日は、私の家に泊まり込み、
司会進行のSはビールも飲まず一生懸命に台本読みをしていた。


会社説明会&1次面接をやって、
3人で話し合い、5名くらいに絞り込んだような気がする。
ただ、Sを採用した時のような、ピンとくる感じはなかったし
Kのような破天荒は子もいなかった(笑)。


最終的にSとKが選んだ「F」、私が選んだ「G」を採用することにした。


「F」は、高校時代ブラジルにサッカー留学に行ったことがある子で、
スポーツ万能でコミュニケーション能力も高いので営業向きかなと思った。
「G」は、面接の際にこちらの意図を理解して丁寧に回答していたので、
少しおとなしい印象はあったけど、考える営業ができるかなと思った。


4月になり、FとGは予定通り入社して二人の教育担当はSになった。
人が増えることの大変さを私も思い知ったし、
Sも思い知ることになる。。。


【今日のわんこ】

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