運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

1人で経営して、思っていた通りだったこと。

 

新卒で入社した会社の査定で
協調性がマイナスになった時があって、上司にすごく反論した覚えがある。


マイナスの理由は、全社の営業表彰式の時のスピーチで、

社内の営業会議を「時間の無駄」と批判し、
私の上司がマネージャー会議でかなり怒られたためだ。


「場所を考えて発言しろ」と言われて
「思ったことは、できるだけ多くの人に聞いてもらったほうがいい」と言い返した。


会社には、それぞれ立場というものがあって、
正しいと思っても、言う場所を考えろっていうことだそうだ。


全く納得がいかなかったけど、
今考えると自分の部下がこんなだと困ったものだ!(笑)


人に合わせることなく決済でき、
すべての責任が自分にあるのが心地いいし、思ってた以上に
私は1人でやっていける人間だったようだ。


7年間の共同経営で嫌だと思ったことは全てやめた。
夜遅いミーティング、上から目線の発注、激安店で買ってくるお歳暮。


●夜遅いミーティング
デザイナーさんたちは、夜型の人が多い。
夜中の電話では元気でいいプランを出すのに、朝になると電話が繋がらない。


いくらいい原稿を作る人でも、そんな不安定な人とは付き合えない。
全てのミーティングを午前中にすることで、
パートナーさんをセレクトすることができた。


●上から目線の発注
共同経営のとき女王様の嫌だった点の一つは、
相手の都合も考えず「今、時間ある?」という確認もせずに、
いきなり電話で発注し、金額も値切っていた。


横で聞いてて本当に嫌だったから、
まずは事前にメールで依頼内容を送った後に電話をし、
「今、時間、大丈夫?」と聞いてから、発注した。


この、ちょっとした気配りで、相手は気持ちよく仕事を受けてくれるし、
お互い良い距離感を保てた。


●激安店で買ってくるお歳暮
女王様、自分はブランド品が大好きなくせに、
人に渡すものは、いかに安く買ってきたかを自慢するタイプだった。


激安店で包装もしてないお菓子を買ってきて、会社で包装する。


見るからに安っぽく、だったら持っていかないほうがいいだろう
と、ずっと思ってた。


だから自分の会社になってからは、自分が嬉しくなるものを選んでいる。
高いものでなくても、気持ちのこもったものを送りたいと思う。


7年間の共同経営の反面教師で、
お客様はもちろん、パートナーさんたちにも、
「こうしておいたら、楽かも?」「事前に伝えたら安心だな」
「これやっておいたら、嬉しいかも」と自分の感性を信じた。


相手の欲するものを提供できれば、絶対にいい結果が出ると思っていた。


そして、自分の感性に従い良いと思ったことをやっていった結果、
お客様やパートナーに恵まれ、創業期の仕事は本当に順調だった。


まあ、一人だからできたことで、
この後、いろいろと苦労することもあるのだけど、、、。

 

【今日のわんこ】

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