運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

仕事(営業)はどうやっていたか?

お客さんの獲得方法 


独立後、ありがたいことに
当面の仕事は既存のクライアントで埋まっていたし、
しばらくは新規営業をするよりも、
まずは既存のお客様の仕事をしっかりしようと思った。


創業時、売上の柱の1つとなっていたのは、
外資系大手ブランドTさんの仕事だった。


私が新卒で入った会社(前々職)からお付き合いがあるTさんは、
外資系大手ブランドグループの人事部長で、
各ブランドからの求人を一手に取りまとめ、広告掲載の窓口になっていた。


ちょっとおねえっぽい、ライトな美川憲一みたいな方(どんな?)。
前々職では、私が担当するまで、ずっと男性が担当し、
女子には厳しいという噂だった。


当時、初めてご挨拶へ行った時も
「あら、女子が担当なの?」と冷たく言われた。
負けず嫌いの私は、絶対に認めさせてやる!と思った(笑)


Tさんが一番大変なことは、各ブランド担当者との対応。
だからTさんが必要そうなデータを作って送ったり、
その会社の説明会があれば、東京はもちろん
大阪や名古屋にもお手伝いに行き、面倒臭い雑用も一手に引き受けた。
(説明会には、各ブランドの担当者も来ている)


そんなこんなで、
各ブランドの女性担当者にも私は気に入られるようになった。


前々職(私が新卒で入った会社)では、
仕事ができてクレバーでバリキャリ系の強い感じの人が多かった。


Tさんも各ブランドの女性担当者も、そういうタイプの女性が嫌いだったみたい。


最初は私にも冷たかったけど、私はそういうタイプではなかったからなのか、
「とにかく健気で一生懸命で、今までにないキャラ」と思ってもらえたようで、
すごく気に入ってくれて、かわいがってもらえるようになった。


でも、それは私の作戦でもあった。


私は、人との距離の縮め方は、かなりうまい方だと自覚している。
自分なりに「こうすれば、Tさんたちに気に入ってもらえる」
というキャラ設定をしていた(計算高いと思う…)けど、
とにかくTさんたちを好きになろうと思った。


「どうしたら喜んでもらえるか?」と考えて仕事をしているうちに、
すごく信頼してもらえるようになり、またそれが嬉しくて、
もっともっと頑張れるようになった。


だから自分の会社を作ってから、
Tさんに連れられて各ブランド担当者にご挨拶させてもらった時も、
皆さんがすごく喜んでくださった。


ご祝儀だと言って、媒体掲載だけでなく、色んな仕事を依頼してくれた。
Tさんは、新しいブランドができれば必ず私に紹介してくれて、
日本初上陸のブランドの広告等も任せてもらえた。

そんなこんな、Tさんのおかげで
外資系大手ブランドに入り込むことができ、紹介につぐ紹介で
どんどん新規案件を獲得することができた。


斬新な企画とか会社の規模とか関係なく、
信頼関係を築くことで仕事を獲得できていたように思う。


【今日のわんこ】

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