社員と一緒の激動期 33

人が増えて大変だったこと

コンサルのOさんについて。

私が「信頼している先輩からの紹介」というのもあったけど、
Oさんは立派な肩書きながらも、物腰が柔らかで。
経営コンサル然としてないけど、名だたる企業の経営コンサル経験があり、
何だか、とってもすごい人のように思っていた。

ちょうどSのこともあって、
自分が弱ってる時期だったせいもあるかもしれないけど。

こういう人と仕事をすれば、
私もメンバーたちも成長できるような錯覚に陥ってしまい、
パートナーとして、仕事を一緒にすることになった。

何かの打ち合わせの後「食事でも」ということで
色んな話しをする中で、Sのことを相談してしまった。

すごく親身になっていただいて、
私で何か役に立つことができばとおっしゃっていただき、
（Sが在職中に）SとGを研修に出すことになった。

しばらくは良い関係でいたのだが、
ある時、週末に食事に誘われた。

ちょっと嫌だなと思ったけど、
「オフィスで仕事をしていて、近くに来ているので」
ということだったので、
（SとGもお世話になってるし）ご一緒することにした。

最初は普通の話しをしていたが、何か変な雰囲気で…。
私は、自分の父親世代だと思って安心していたが、
私のことを好きとか何とか言ってきた。

このおじいさん何言ってるの？？？
と思ったけど、その場はうまく交わした。

そんなことがあり、二人だけでの食事や飲みの誘いは
何やかんやと断っていた。

それまでは紳士的で素敵な人だと思っていたOさんだったが、
私が誘いに応じないのが気に入らなかったのか、
徐々に態度が変わっていき、陰湿なメールが来たり
ひどい言葉を言うようにもなった。

挙句の果てに、Gを鬱病と偽って転職させ、その事実も私には黙っていた。

Gが転職することは自由だし何の問題もないのだけど。
コンサルのOさん、人間としてどうなんだ？と思った。

Gが辞めて半年くらい経った時に
Oさんの部下である女性が私の会社にやってきて、

「Gくん、うちにいるんですよ。
やっと落ち着いてきたんで、
麦とオレンジさんにも言っておこうと思って。

Gくんに挨拶へ行くように言ったんだけど、
行きたくないって言うんで、私が代わりに来ました。

まあ、筋を通しておかないとね！

Oの元で、きっといいコンサルになると思うので
安心してください。」と言われた。

この人たち、何様なんだと怒りを通りこして、
血の気が引いていくのがわかった。

何も言う気にならずに
「帰ってもらえますか？そして二度と来ないでください。
Oさんにもそのようにお伝え下さい」と
部下の女性をオフィスから追い出した後、
一緒に聞いていたKが塩を持ってきた。

二人で思い切り塩をまいて、ふざけるなって大声で言った。

それ以来、自称コンサルという人が大嫌いになった！
人の弱みに付け込むような仕事だけは絶対にしたくないし、
そういう奴は最低だと思う。

今もGがOさんのところで仕事をしているかどうかはわからないが、、、
元気にしていてくれればいいなと思う。

【今日のわんこ】