運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

社員と一緒の激動期 27

人が増えて大変だったこと


腹が決まってしまえば、
そもそも楽天的で前向きな性格なので、切り替えが早かった。


Sを気持ち良く送りだそうと思った。
が、その前に、KとGに話しをしなければと思った。


まずは、Kに話しをすることにした。


「久々に二人で飲みに行こうよ」と言うと、
いつもの人懐っこい笑顔で「はい!」と
ご機嫌な返事がかえってきて、そんな楽しい話しじゃないんだよ、、、
って申し訳なくなった。


Kと二人で飲みに行くのは、本当に久しぶりだったので
Kも話したいことがたまっていたようで、
いつものようにキラキラと目を輝かせながら、うれしそうに話をしていた。


ひとしきり、Kの話しが終わったとこで
Sの退職の話しをすることにした。


Kは、まさに青天の霹靂という感じだったのだと思う。
私の話しを聞いても、しばらくはポカンとして何も言わなかった。


「驚かせてごめんね。」と言うと少し意識が戻ってきたようで
「もう決定したことなんですか?」と聞いてきた。


もちろん引き止めたし、何度も話し合いもしたけど、
Sの意志は固いし、Sの気持ちを尊重しようと思っていると伝えた。


Kは、いつものキラキラした目ではなく
真剣な眼差しで一点を見つめてしばらく沈黙していた。


私だって、こういう気持ちになるまで時間がかかったのだから、
Kの気持ちはよくわかるので私も黙っていた。


10分くらい沈黙が続いた後、Kはふーっと深呼吸して話し始めた。

 

【今日のわんこ】

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