運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

起死回生のビジネスの立ち上げ期 8

Wさんとの決裂


Sさんと打ち合わせをして、
私の懸念していることもクリアになったので、
会報誌の仕事を受けることになった。


今の代理店との契約期間が残っているので、
実際には半年後からの仕事になるのだけど、
まずは契約書を交わしましょうということになった。


そこでWさんとも、契約の件について話しをすることにした。


そもそもWさんが
「この年で会社を設立するのは、ちょっと無理なので
麦とオレンジさんの会社で契約をしてもらって。
営業は私がやるから、原稿制作や入稿関係をやって欲しい」
と言ってもってきた話しだった。


そのため、社団法人との契約はうちの会社で、
Wさんは個人事業主として広告の仕事をして、そのマージンを支払うことに
なると思っていた。


でも、話しは全く違っていた。
「まだ契約は後だけど、すぐに広告の営業始めようと思うんだよ。
とりあえず営業部長あたりの役職でいいから名刺を作ってよ。」と言われた。


「えっ、Wさんは個人事業主として仕事されるんじゃないんですか?」と言うと、

「一緒にいたほうが、何かと便利だし。給料はまずはSさんと同じくらいでいいよ。
広告の仕事で年間1000万くらいにはなるから。
そうなってから、給料上げてくれればいよ」と。


いきなり営業部長にしてSと同じ給料を払って、
オフィスに席を作れって、、、何を言ってるのか理解できなかった。


さすがに飲める話しではなかったので
「Wさん、うちの今の現状では給料を支払うことはできませんし、
私はWさんを部下として迎えるのは気持ち的に難しいです。」
と丁重にお断りしたら、


「だったら、私の退職金で麦とオレンジさんの会社の株を買うから、
そこから私の給料を支払えばいいよ。
その場合は取締役として迎えてくれればいいから。」と。


もう支離滅裂の意味不明で、私の頭の中はパニックになった。


【今日のわんこ】

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