運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

起死回生のビジネスの立ち上げ期3

Wさん


私は1人で会社をやる前は、
新卒で入った会社の同期と独立して共同経営をしていた。
そのとき、一緒にやっていたジャイアンのお客さんに
Wさんという方がいた。


Wさんは本来、「取引先であるパートナー企業とは、あまり近しくしない」
というポリシーを持っていたみたいだけど、
その共同経営時代に、なぜか私の電話応対を気に入ってくれて、
ジャイアンが突然Wさんを連れてオフィスに来たことがあった。


ジャイアンからは「Wさんは某新聞社の広告の営業部長で、
ゆくゆくは社長になる人なんで、丁寧に対応してくれ」と言われていた。


しかし、、、その日の私は社内で電話番の日だったので、
ジーンズにシャツというラフな格好をしていた。


事前に言ってくれよと内心思いつつ、とにかく満面の笑みでお茶を出した。


「麦とオレンジさんの電話対応があまりに素晴らしいから、
お会いしてみたくなって。
僕がジャイアン君に無理言って連れてきてもらったんですよ。
イメージ通りの方で、お会いできて嬉しいです。」と言われた。


何だかわからないけど、どうやら気に入ってもらえたようだし、
ジャイアンもご機嫌だったのを覚えている。


私がジャイアンたちの会社を辞めた時も、すごく応援してくれて、
仕事のことも気にかけてくれたし、本当にずっとお世話になり、
感謝していた人だった。


しかし、私の会社が暗黒期になった頃から、
Wさんも会社での立場が微妙になっていった。


出世街道を歩いていたようだったけど、
Wさんの派閥(?)の社長さんが急死されたことで、
Wさんは、社内の派閥争いに負けてしまったそうだ。


いつも笑顔で穏やかに話しをしていた人だったけど、
その頃から会うたびに、誰かに対して怒っていて。
「あいつが悪い」とか「こいつがバカだ」と、
いつも眉間に皺をよせて、悪口ばかりを言っていた。


でも、ずっとお世話になっていた方だし、
社内では誰にも言えないから、私を信用して言ってくれてるんだと思い
できるだけ話を聞いていた。


しかし、どんどんエスカレートしていき、、、
私だけでなく、Aにセクハラまがいのこともするようになった。


【今日のわんこ】

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