運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

起死回生のビジネスの立ち上げ期 4

Wさん 2


最初は本当に素敵な方だった。


私が独立した時も
「おめでとう、麦とオレンジさんなら、絶対にうまくいくよ」と喜んでくれたし、
ジャイアンくん達がやってる仕事を、麦とオレンジさんに出すと、
あいつらが何を言ってくるかわからない。
新規で仕事が出てきたら真っ先にお願いするよ」と言ってくれた。


そして実際、その通りにしてくれた。


Wさんが新規事業部へ異動になり、国際展示会の運営責任者になった時、
うちは何の実績もなかったにも関わらず、
ある企業のブース設営の仕事を依頼してくれた。


それをきっかけに、イベント関連の仕事もやることになったし、
今でもそれは続いている。


本当にWさんのおかげで色んな仕事をさせてもらったし、
様々なお客様を紹介してもらった。


紹介してくれる時も、最初の顔つなぎだけで
「あとは、直接やりとりして、私のことは気にしなくていいから。
お客さんが、“麦とオレンジさんを紹介してもらって良かった”
と言ってくれるのが僕にとっても嬉しいことだから、
いい仕事をしてくれればいいよ。」と言ってくれていた。


だからWさんが、ちょっとづつ変わっていってたことを感じながらも、
どこかで「そんなはずはない」と打ち消していた。


Sがうちの会社に戻ってきて少したった頃、
Sの携帯にWさんから連絡があり「久々だから、食事でもごちそうしよう」
と言われたそうだ。

「どうしたらいいですか?」とSから相談されて
少し違和感を覚えたものの…。Sが退職する時も心配してくれて、
食事に連れて行ってくれたことがあったし、今回もそういう事だと思った。


でも何となく気になったので、Wさんに「今日はSをよろしくお願いします。」
とメールし、私も知っていることをアピールしておいた。


しかし、違和感はあたってしまった。

 

【今日のわんこ】

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