運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

起死回生のビジネスの立ち上げ期 7

Sさんとの出会い


早速、Wさんと一緒にSさんにお会いしに行った。
Sさんは、カーネルサンダースのような雰囲気(!?)の
穏やかな優しそうな感じの方だった。

会報誌のお仕事を受けるにあたって、
気になっていることを1つ1つ確認していった。

細かい質問に、嫌な顔もせず丁寧に答えてくれてとても信頼できる方だった。

「聞いてると思うけど、私とWは新聞社時代の同期で。
まあ、意見は全く合わなかったけど、Wの仕事については一目置いてたので
今回の仕事を任せようと思ったし。
Wもそうだけど、麦とオレンジさんの会社にとっても、
メリットがないようなことはしないので、安心して仕事をして受けて下さい」
と言ってくれた。

Wさんも上機嫌で「3人で一杯やろうよ」ということで、
食事へ行くことになった。

Sさんは新聞社を辞めた時、複数の就職先の候補があったそうで。
ここに決めた理由を教えてくださった。

他は全てBtoBの仕事をしている企業だったけれど、
この社団法人は、企業だけでなく、小学生から大学院生まで関われる仕事で。
日本の未来に携われる仕事になると思って決めたのだそうだ。

某国立大学の客員教授もされていて、
志の高い学生の支援も積極的にやっていきたいとのことだった。

「私も、ずっと学生の就職支援の仕事をしていたので、
その分野でお手伝いできることがあれば、ぜひご協力させて下さい」
と話していると、自分が取り残されたようで少し不機嫌になったWさんが、

「そんなことより、まずは会報誌の広告をしっかりやってもらわないと。
本末転倒だよ」と言ってきた。

それを聞いたSさん、苦笑いしながら
「おまえは相変わらず、上から話しをするよな。
麦とオレンジさんも広告のことはちゃんとやってくれるよ。」と言ってくれた。

Sさんとは、お会いした瞬間に私のセンサーがOKサインを出してきた!(笑)
面白い仕事になりそうだな〜と、ちょっとワクワクした。

そして、Wさんとは決定的に袂を違えるのだった。


【今日のわんこ】

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