運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

何もかもが悪循環の暗黒期 さらなる横領発覚 3

私が来ると思って気楽に考えてたMは、見知らぬ女性がやってきて、
それも弁護士ということで、かなり驚いていたようだ。


やり方が汚いとかとか何とか言ってたらしいけど、
そんなのことで怯むTさんではない。


Tさんの強硬姿勢に、Mもしぶしぶと面談に応じたようだ。


お茶を持ってきた部下のAは、
Mの指示で会話を録音しようとしていたようだけど、
かなり抜けている彼は、まんまとTさんにバレてしまい
「会話の録音を許可してませんよ」と言われ、
すごすごと部屋を出て行ったそうだ。


(Tさんは、しっかり録音してたらしい!)


Mは舌打ちをしながら、どんどん不機嫌になったようだけど、
お構いなしにTさんが、
「あなたは、麦とオレンジさんの会社へ背任行為をしていますよね?」
と詰め寄ると、
「背任行為はしていない」としらを切ったそうだ。


そこでTさん、まだ確証はなかったものの
「D社およびYさんの姪っ子さんの会社との仕事の詳細内容を見せて下さい。
背任行為をしていないなら、出せるはずですよね?」と言うと、
明らかに動揺し「今日は資料がないので、改めて出します」ということで、
資料提出の期日を設定して、TさんはMのオフィスを出たそうだ。

すぐに電話があり「Mは強気に出ていたけど、かなり動揺していて、
D社&Yさんの姪っ子さんの会社で不正をしているのは確かですね。
とりあえず資料の提出日まで待ちましょう。何とか示談に持っていけると思います」
とのことだった。


後輩だし、できれば事を荒立てたくなかったので
素直に認めてきちんと返済してくれれば、このことは忘れようと思った。


しかし翌日、Tさんから電話があり
「麦とオレンジさん、Mが弁護士を立ててきました。
赤坂にある大手の有名事務所です。
まずは弁護士同士で話し合うことになりました。」と。


何だか虚しく悲しくなったけど、、、
私も徹底的に不正を明らかにしようと決心できた。


【今日のわんこ】

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