運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

何もかもが悪循環の暗黒期 Mたちの不穏な動き2

Mは、かなり天狗になっていた。
いきなり「今月で会社を辞めたいから、早く手続きをしてくれ」
と偉そうに言ってきた。


Mのオフィスや複合機の契約も私がしているし、
普通の社員の退職みたいに、今日の明日でできるものではない。


そう伝えてもMは納得していなかった。
私が、暖簾代欲しさで辞めさせないようにしてるのだと思い込んでいた。


そこで、架空の請求書を出すことを思いついたようだけど、
Mは詰めが甘いタイプ。


さらにMの部下のAは、かなりのレベルで事務処理能力が低かった。
そこで、送ってはいけない請求書をうちに送ってしまったのだ。


Mの仕事の請求書関連は、うちのCが全て管理していて、
月末に売り上げと支払い一覧をメールで受け取り、
私に確認した上で、請求書発行や支払い手続きをしていた。


この数ヶ月、売り上げの利益率が下がってきているし、
Dという制作会社への支払いが、かなり増えていた。


違和感を覚えつつも、後輩を信じたい気持ちもあってそのままにしていた。
しかし、Mから送られてきた請求書の中に、
Mが個人事業主としてD社に宛てた請求書があった。


それを見つけて、Cが私に相談してきたのだ。


その請求書の金額を見ると、今月うちの会社がD社に支払う額の90%。
多分、D社に10%のマージンを支払うことになっていたのだと思う。


今まで気になっていた請求関連を遡って確認してみると、
怪しい請求が多々出てきた。


Mは、融通の利く会社に架空請求書を出してもらっていたのだ。
その中で一番請求の多いD社の住所を見ると、
Mの前職であるA社と同じ住所だった。


そこで、まずはD社の経理に確認をしようと連絡をすると、
A社の経理に繋がった。


請求内容の確認だと伝えると、担当がいないので改めて下さいと言われた。


その電話をした翌日、いきなりMとAがうちのオフィスにやってきた。
A社の経理が、Mに連絡をしたようだった。


会社ぐるみで不正に加担していたのだ。オフィスに入るなり、
「何で請求先に連絡とかするんですか?
僕に確認すればいいじゃないですか?信用してないんでしょ。
そもそも会社を辞めさせてくれないからいけないんですよ。
僕とAの退職手続きして下さい。」と大声をあげて怒鳴ってきた。


大声あげれば、私がひるむとでも思ったのか、、、あさはかな奴だった。
私はそんな玉ではない。人を舐めるにもほどがある(怒怒怒)


【今日のわんこ】

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