運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

何もかもが悪循環の暗黒期(後輩Mの豹変2)

Mの案件について、請求書等の事務処理はCがやっていた。
本来は、Mが連れてきた部下のAがやることになっていたのだけど、
まあ、ミスだらけで、、、。


あまりにもひどい状況だったので、Cにやってもらうことにした。


これは契約内容には入ってなかったけど、
うちの社名で仕事をしているのに、請求書等の書類がミスだらけだと、
うちの信用もなくなると思ったし、Mを応援したいと思っていたからだった。


Cのおかげで(事務処理能力が超高いので)、
煩雑だったMの仕事関連の書類等も整っていった。


でもMからは何の感謝の言葉もなく、
「俺が売ってるから助かってるんだろ」という感じだった。


あるときMから
「仕事のことで相談があるので、飲みに行きませんか?」と言われた。


何を今更相談されるんだろうと思っていたけど、
コミュニケーションをとるのも大事だと思い行くことにした。


飲みながら、昔話しをして、差し障りのない会話をしていたのだけど、
Mは話しを切り出してきた。


「僕はクライアント別にヨミ表を作成して、数字の管理をしているんですけど、
麦とオレンジさんはどうやって管理してるんですか?」


ヨミ表のようなものは作ってないけど、
前年の実績ベースで、売り上げ予測はたてて管理してるよって伝えると、


「それ、見せてもらってもいいですか?決算書とかも合わせて。
同じ会社にいるんだから、お互い数字をわかってたほうがいいですよね。」
と言ってきた。


Mは契約上はうちの会社の社員だ。なんで、決算書や売り上げ予測を
入社したばかりの社員に共有しなければいけないのか?
共同経営者のつもりにでもなっているんだと思った。

「業務上で協力できることはしていきたいと思ってるけど、
経営に関して協力をしてもらうつもりもない」と言うと、
「何でですか?見せられない理由でもあるんですか?」と突っかかってきた。


「理由というか、当たり前のことだと思うけど。
それが嫌なら他に行けばいいんじゃない?」と、語気を強めると黙ってしまった。


ただ、Mは納得しているわけではなかった。


何かにつけて、私のやり方にもケチをつけるようになったし、
外部の人には「俺がいないとあの会社やっていけないから、居てやってる」
みたいなことを言うようになっていた。


だったら独立すればいいのに。なぜ、うちにいるのだろう?と不思議だった。
でも、やはりMには策略があったのだった。


【今日のわんこ】

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