運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

何もかもが悪循環の暗黒期 資金繰り オフィス&自宅の引っ越し 2

自分では普通にしていると思ってたけど、かなりダメージはあったようで
彼氏がめずらしく「会社、大丈夫なの?」と聞いてきた。

普通なら絶対に相談なんかしないけど。
当時弱ってた私は、彼氏が外資系コンサル企業で
経営コンサルをやっていて、さらに会計士ということもあり相談してしまった。


決算書等の書類を持ってくるように言われたので、
なんとかしてくれるかも?と期待していた。


すると口をついて出た言葉は
「前期こんなにズタボロの決算書で、今も回復の見込みがないのに、
何も手を打ってないなんてダメ経営者の典型だね」とバシッと言われてしまった。


「はっきり言って固定費高すぎ、なんでまだオフィス借りてるの?
社員だって給料払えなくなる可能性があるって伝えて、
辞めさせてあげたほうがいいよ。」とまあ、言いたい放題。


少しくらい、なぐさめの言葉もねーのかよ!とやさぐれたけど、
まあ、ぐぅのねもでないくらいおっしゃる通りだった。


固定費を下げることもそうだけど、とにかく目先のお金も必要なので、
個人の貯金や保険の解約をしてお金をかき集めていた。


他に何かないかと考えてたら、友人の会社の株を買っていたのを思い出した。
上場した時の楽しみにって思ってたけど、それどころではない。


そこで友人に連絡し、会うことになった。
「株を買い戻してほしい」とストレートに伝えたんだけど、
何だか歯切れが悪い。


彼が言うには、株の価格が私が買った頃よりかなり下がっているようで
(というか1/10以下)
そうなると、何の足しにもならない金額だった。


私が途方に暮れてると、友人も悪いと思ったのか
「ちょうど、営業の仕事を外注しようと思ってて、
女性がいいなと思ってたので、Sさんにどうかな?」と言ってきた。


月に25万円で、うちの仕事の合間にやればいいし、
もしやってくれるなら、オフィスの空いてる部屋を無料で使っていいと言われた。


家賃はタダで、月25万円の収入、、、
半信半疑ながらも、その時の私にとっては、渡りに船。。。


会社に戻って、SとCにも話し2人も納得したので、
3人で友人の会社へと引っ越しすることになった。


オフィスが決まったので、次は自宅。


その時住んでいたマンションは、都心の一等地で
東京タワーが窓から見えて、どこへ行くにも便利。


とても気に入ってたけど、もちろん家賃も高かった。


彼もちょうど東京に拠点を移すタイミングだったので、
今よりも家賃を下げた家に引っ越し。
さらに一緒に住んで家賃をシェアすることで、私の家賃は1/3になった。


おかげで固定費が劇的に減り、25万円の収入が入ることになった。
これで、何とかやっていけると思っていた。


【今日のわんこ】

 

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