何もかもが悪循環の暗黒期（後輩Mの豹変）

入社前のMは、
「麦とオレンジさんと一緒に仕事ができれば、
僕のマーケティングの仕事をしている企業に採用の提案もできるし、
相乗効果があると思います」と言ってくれていて、
仕事の幅が広がるようで楽しみだった。

積極的に採用をしている大手化学メーカーや
アパレルブランド等をMはクライアントに持っていて、
すぐにでも採用の提案できますよというので、
まずは、人事に会わせてもらうたいとMに言った、

彼は「アポとるためには、麦とオレンジさんの会社が
どんなことができるのかを資料にしてほしい」というので、
Sが一生懸命に資料を作った。

もちろん私も確認し、初回のアポを取るためには十分だと思った。

しかしMは「う〜ん、これだと、何かインパクトに弱いな〜。
もう少し考えてみて」と。

そんなこんなのやり取りが何度か続き、
毎回、のらりくらりとダメだしをされる。

我慢強いSも「麦とオレンジさん、
Mさん紹介する気ないんだと思います」と言ってきた。

確かにその通りだったし、紹介する気がないなら
はっきりして欲しかったので、Mと話しをすることにした。

「Sが作った資料、私も確認してるけど何かダメなの？
初回アポなら十分だと思うけど」と聞くと、

「大手企業と仕事をするためには、Sの資料だと弱いんですよね〜。
僕が紹介するレベルになってないんですよ」と超、上から目線。

入社前とは明らかに態度が違ってきていたのが、ちょっと気になった。

そうは言っても、Mはすごく売り上げを作っていた。
当時はリーマンショックの影響で、うちの仕事も激減していたので、
確かにその売り上げに助けられていた。

だから私は当初の約束通り、
マーケティングの仕事になりそうな会社を色々と紹介していた。

その中の1つに、私がやっているスキューバダイビング仲間の姪っ子さんが
化粧品の会社を設立して「これからPRを強化したい」という話しがあり、
Mを紹介した。

仕事としても良いお話しで、
姪っ子さんは美人さんだったので、Mは超乗り乗りだった。

まあ、いい仕事をしてくれれば、私もスキューバ仲間に顔も立つし
いいかなくらいに思っていた。

しかし、この紹介がのちのち、大変な事件を起こすのだった。。。

【今日のわんこ】