運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

社員と一緒の激動期 37

人が増えて大変だったこと


採用の仕事をしているものの、
自社の採用となると、なかなか難しいもので、、、。


実はその頃、婦人科系で手術をしなければいけないことになっていた。
しばらく入院するにあたって、Kだけでは大変なので、
A子の採用を急いだとう理由があった。


自分の想定では、A子を採用して少し慣れた頃なら、
私の入院期間くらいは、KとA子で何とかなるのではと甘く考えていた。


だけど、慣れるどころか退職してしまった。
誰か採用するまで手術を延期しようかと考えたのだけど、
そもそも伸ばし伸ばしにしていたので、
主治医からも、そろそろ限界だよと言われてしまった。


もう、踏んだり蹴ったりだ!(笑)


Kもそういう状況はわかっていた。


私のことを心配してくれて、
Sを会社に戻そうと思ったんだと思う。


Sが戻ってきてくれれば嬉しいと思う反面、
自分の意志で辞めていったSが、
新しい会社が合わないからと言って
そう簡単に戻ってくるとは思えなかったし、
立て続けに人が辞めていたので、
私に問題があるのかもと疑心暗鬼になっていた。


だからこそ、もしSが戻っても
それがSにとってHAPPYなことなのか?と自信がなかった。


「Kの気持ちはわかるけど、Sが戻ってくるとは思えないし、
今の状況では彼女が戻ってもHAPPYじゃないよ」と、
正直な気持ちを言うと

「麦とオレンジさん、僕はこの会社が大好きだし
Sさんも絶対にそうです。僕が責任持ってSさんを戻します。


だから安心して手術してきて下さい。
僕だけだと心配かもしれないけど、ちゃんとやりますから、大丈夫です。
元気になってSさんを迎えましょう」と言ってくれた。


うちに来た頃は、ちょっと天然で子供っぽくて、
少し心配だったのに。
Sがいなくなり、精神的にも強くなって大人になっていた。


色々あったけど、
Kが成長してくれたのは、本当に嬉しいことだった。


【今日のわんこ】

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