運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

社員と一緒の激動期 25

人が増えて大変だったこと


「重い話しは明るい時間が良い」と思ってたので、
A姐さんをランチに誘った。


事前にメールで、Sの退職の旨は伝えていた。
いつも通りの笑顔で「美味しいもの食べに行こう!」と
ちょっと贅沢なランチへ連れて行ってもらった。


こんな時でもお腹はすくもので(笑)!
美味しいお料理をしっかり食べた後、Sのことを聞いてもらった。


A姐さんは何も言わずに、とにかく私の話しを聞いてくれた。
何をどういう風に話したのかは覚えてないけれど、
ひとしきり私が話し終えた時にA姐さんが話し始めた。


「Sちゃんも親離れの時期だね。」と明るく言われ、
私の想定では、大変だねってなぐさめてくれるだろうと思ってたので、
ちょっとびっくりしてしまった。


私がポカンとしていると、


「ごめんごめん。せっかく育てて、これからって思ってる時に大変だよね。
でも、さっきから麦とオレンジちゃんの話し聞いてると、
Sちゃんの自慢話しに聞こえるのよ。

そんな立派な社員を、しっかり育てたんだから
すごいことだと思うし、麦とオレンジちゃんなら
Sちゃんを送り出しても、絶対に大丈夫よ。」


そういう考え方もあるんだな〜と思いながらも、
何となくまだ腹落ちできてなかった。


そんな私を見て「でも、とりあえず私もSちゃんは
採用面接の時から知ってるし、できれば、会社にいて欲しいものね。
役に立てるかどうかわからないけど、一度会って、話しを聞いてみるわ。」
と言ってくれた。


見かけによらず、頑固ちゃんのSが、
A姐さんと話したからと言って退職を覆すことはないと
頭ではわかってたけど、できることは何でもやってみようと思っていた。


【今日のわんこ】

f:id:mugitoorange:20190509163247j:plain