運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

社員と一緒の激動期 3

前々回からのつづき

私もKも、かなりの酔っ払い状態だったけど、Kを実家に連れて行った。
父の友人たちも来ていたので、一緒に飲むことにしたが、
Kは、実家のワンコのゴールデンと抱き合って寝てしまった。


それを見た母が
「あんた、面接しただけで、社員でもない子をこんなに飲ませて、
何考えてるの!?車で送って行くから、起こしなさい」と怒られた。


私も酔っ払ってるので、へろへろだったけど、
Kとワンコと一緒に母の車に乗った。


「Kくん、家の近くまで行ったら道案内しなさい」と母に言われたkは、
「はい、大丈夫です。」と満面の笑顔で言ったものの、
泥酔状態で、自分の家を案内できない。。。

それなのに、酔っ払いの私たちは、
ヘラヘラしていて、とうとう母から爆弾を落とされた。


「いいかげんにしなさい(激怒)!ちゃんと家に案内しなさい!」と怒鳴られて、
何とかKも正気に戻り、無事に家まで送っていけた。


別れ際、酔っ払いながらもKは
「明日、作品を持っていきますので、よろしくお願いします」
と言ったので、とりあえず、駅の近くの喫茶店で会うことにした。


翌日、待ち合わせの喫茶店に行くとKが待っていた。
私同様、Kもかなりの二日酔いらしかった。まあ自業自得なんだけど、、、


あんな状態で家に帰ったので、
ご両親が怒ってるんじゃないかと思い聞いてみたら


「母が、あんたゴールデンと一緒にいたわね?毛がついてたわよ。う
らやましいわ。って言ってました」と。


拍子抜けしたけど、お母様も相当に面白い人のようだった!


気分はすぐれないながらも、Kの作品集を見せてもらった。
アニメのようなテイストから絵画のようなものまで、
幅広い分野の絵を描いていた。


そして、思っていた以上の完成度で、これなら仕事でも使えると思った。
4月に予定している展示会のパネルで
何かイラストを使おうと思っていたので、発注することにした。


そんなこんなで色々とやりとりをするようになり、
その後Kが東京に出てきて、紆余曲折あり、
最終的にうちの会社に入ることになるとは、その時は想像もしてなかった。


【今日のわんこ】

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