運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

1人で、しんどかったこと。

事件2


すぐに警察に通報し、F銀行K支店に電話をした。
何とか犯人を繋ぎ止めようとしてくれていたようだが、
警察が来る頃には、犯人たちは引き止める支店長を振り払い
出て行ってしまったようだ。


支店長の話しだと、私と同じ年くらいの女性と
20代くらいの若い男性の2名で窓口に来て、
通帳と印鑑を出し、400万円を引き出すと言ってきたようだ。


500万を超えると手続きが必要(詳細は覚えてないけど)で、
手続きの不要なギリギリの金額を引き出そうとしているし、
私の会社は、振り込みも引き出しもいつもカード決済をしているので、
窓口の行員さんが不審に思い支店長に相談したようだ。


手続きに時間がかかっているように装い、
支店長が私に電話をしてくれて、時間稼ぎをしてくれていた。


ただ犯人側も慣れたもので、危険を察知して逃げてしまった。
支店長さんは「何とか警察が来るまで引き延ばそうとしたんだけど、
すみません。ただ、通帳も印鑑も置いていってるので、
御社の口座は大丈夫です。」


2ヶ月ほど前、K支店で同じようなことがあり、
その時は、残念ながら口座から現金を振り出ししてしまったようで、
担当の行員さんがすごく責任を感じていて、
二度とこういうことにないようにと、支店一丸となって対応していたとのこと。


そのおかげで、私の会社は未然に防いでもらえ預金も無事だった。
F銀行K支店の支店長、機転を利かした行員さんに感謝感謝だった。


ただ、ここからが大変だった。


警察に通報したので、
狭い1ルームの自宅兼会社に捜査員が5名ほどでやってきた。
人の良さそうな警察官から、事情聴取というのか、話しを聞かれる。

昨日からの自分の行動を説明している間に、
他の捜査員の人たちが家の中を事細かく調べたいた。


部屋中に指紋を浮き出す粉をまかれ、
TVドラマでみるふわふわの棒で、ぽんぽんと叩いて調べた結果、
部屋の中には、3名の男性の足跡があり、
その他に玄関前に1名、外の道路に1名で5名での犯行だったようだ。


3日の午後に私が家に帰った後に
タバコのフタを玄関ドアの上に差し込んだようだ。


私の行動を数週間見ていたようで、夕方に外出することが多いのを把握し、
外出するとタバコのフタが下に落ちるのを目印に自宅に押し入ったようだ。


通帳・印鑑・身分証明書を探し出し、
犯行時間は長くても5分。組織的なプロ集団。
自宅に押し入ったのは中国人で、銀行に行ったのは日本人。
それも、私の保険証を見て、私と同じ年くらいの女性にしていたようだ。


自宅兼オフィスなので、住宅街にある普通のマンションのワンルーム
郵便ポストと玄関に社名のシールは貼っていたけど、
プロの窃盗集団に押し入られるなんて、夢にも思わなかった。


その上、私の行動を数週間見られてたと思うと、本当にゾッとした。

 

【今日のわんこ】

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