運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

1人で会社をスタートするにあたって、決めていたこと 1

私が仕事をする上で大事にしていることは、2つ。


●時間厳守
●自責


時間厳守に関しては、両親の影響だと思う。
とにかく時間前行動を徹底的に厳しく言われて育った。


父と一緒にどこかへ出かけるとなると、
父は約束の30分前には支度を終えて待っていた。

 

母がよく「女性は色々出かける前にやることがあるのに」
とグチっていたし、私もそう思ってたけど、
その教えは今の私を形成していて、とにかく早め早めに行動している。

 

さらに新卒で入った会社の直属の先輩が
「クライアントのアポイントで遅刻したら信用なくすし、
マイナスからのスタートで謝らないといけない。
俺は謝るのが嫌いだから絶対遅刻しない!」と言っていた。

 

入社直後でまだまだ素直だった私は、それを実践。
当時その会社には、時間にルーズな人が多く、
「売り上げを上げていれば何でもOK」な雰囲気があったけど、
私は絶対に嫌だった。

だから遅刻はしなかったし、
もしも時間に遅れる時は必ず連絡を入れていた。
それは、相手の時間を大事にするということだと思う。

時間を守らないということは、
相手の予定を狂わせ、ストレスをあたえる。
どれだけいい企画や提案をしても、
そんなルーズな人間は信用してもらえない。と私は思っている。

同期と独立して立ち上げた会社でも、
女王様&ジャイアンはとにかく時間にルーズで、
一緒にいる自分までルーズに思われてるようで本当に嫌だった。

だから自分の会社をスタートするにあたって、
まず第一に決めたのは時間厳守だった。
それは人と人との関係性の中で、とても重要なことだと思っている。


20年たった今も、時間厳守は私もだけど、メンバーにも徹底している。
メンバーと同行する際、現地に5分前には到着する予定で
時間を設定しているのだけど、私の教えを受け継いだメンバーは
さらに余裕を持ってその5分前に設定をしている。


そして、二人で出かけるときは、
設定した時間のさらに早めになってしまうことも多い(笑)


現地でしばらく待つことも多いけど、
ギリギリになって焦るより、気持ちにゆとりができて、
いいミーティングになると思う。


『相手の時間を大事にする』ということに関して、
私の中でもう1つ印象的な出来事がある。これも新卒で入った会社での経験。


その会社は新人をとても大事にしてくれて、
新人からの質問には、部署を越えて先輩たちが答えてくれていた。


ある時、自分の考えもまとめずに
とりあえず質問してしまった私は、先輩に激怒される。


「何が聞きたいか、結論から言えよ。
人の大事な時間を使うのに、何で自分の意見がないんだよ。
質問っていうのは自分の意見があるから成り立つことで、
お前のくだらない話しに人の大事な時間を使うなよ。」と言われた。


本当に返す言葉もなく、自分が恥ずかしくて情けなくて
「すみませんでした」と言うしかなかった。


これ以降、先輩に質問する時は、
必ず自分の考えをまとめるようになったし、
端的に結論から言うように心がけた。


そのおかげで周りの先輩達が、
忙しい中でも私の質問に丁寧に答えてくれるようになった。


怒ってくれた先輩に感謝だ!


時間を守り、時間を大事にする。
20年、会社を続けてこれた要因の1つだと思う。

 

【今日のわんこ】

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