運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

7年間の共同経営 30(入院)

*前回からのつづき

 

カナダから戻りしばらくの間ジャイアンは、
私が休みの間、どれだけ大変だったかというような感じの嫌味を言ってた。


心の中では「あんたと違って、そんだけ私はいつも仕事してるんだよ!」
と思ってたけど、その頃にはスルーできるようになってたいたから、
ジャイアンの嫌味もあまり気にならなくなっていた。(つもりだった)


ある日、お客様との打ち合わせ後、何となく腰に違和感があった。
整体にでも行こうかと思ったけど、その日は水曜日でミーティングの日だった。
相変わらず不毛な話しも多く、結局終電がなくなり
私は女王様に車で送ってもらった。


そして、家に着いて玄関で靴をぬいでいる時に腰に激痛が走り、
その場で動けなくなった。その後も、数分おきに激痛がきて
「これは単なる腰痛ではない」と思った。


タクシーで病院に行こうと思ったけど、
住宅街で流しのタクシーはいない。


地蔵男子くんに電話をしてタクシーに乗って家まで来てもらい
病院へ連れて行ってもらった。


病院に着くと救急車で運ばれた酔っ払いたちがいた。
多分、私のほうが重症なのだけど、ルールとして救急車の患者が優先だそうで、
私は椅子に横になって激痛に耐えていた。


救急隊員の方が寄ってきて、地蔵男子くんに
「こんな時は遠慮せずに救急車呼んで下さい。
救急車で運ばれた人が優先されるルールなので、すみません。」
と言ってくれた。


激痛に耐えながら
「救急車って呼んでいいんだ、ひとつ勉強になったな~」と思った。
(かなり前向き!)

痛み止めの注射とテーピングの応急処置をしてもらい、タクシーで家に帰った。
少し痛みは落ち着いてたけど、翌日は休むことに。


女王様がお見舞いに来てくれたものの
「何で私に言わなかったの」とご不満そうだった。
「また何かあったら私に連絡してね」と言ってくれたけど、
女王様とジャイアンは、その場ではOKしても、
後から恩着せがましく言ってくることも多いから面倒くさかった。


女王様は20分くらい、なんだかんだと話しをした後、帰っていった。
そして、玄関で見送った後また激痛が走りその場で倒れこむ。

何とか立ち上がり、痛み止めの薬を飲んだけど、
またいつ激痛がくるかと思うと怖くなった。
病院へ検査に行きたいけど、一人で行くのは無理そうだったので、
東京にいる母の妹である伯母に来てもらうことにした。

その日の夜に来てもらい、翌朝、病院に行く事にしていた。
夜ご飯を一緒に食べて久々に楽しく話して、早めに就寝したものの、
夜中にまたまた激痛がやってきた。

これは、もう救急車を呼ぶしかないと思ったけど、
伯母はぐっすり寝てるし、ご近所にも迷惑な時間だったから、
朝になるまで何とか痛みに耐えた。

6時すぎになって伯母に「腰が痛くて、もう我慢できないから救急車呼んで」
とお願いし、救急車で病院へ行った。


診察の結果「多分ヘルニアだけど、MRIとったほうがいいから、入院しますか?」
と言われた。
全くそんなつもりはなかったので「無理です」と言ったら、
「でも、帰りは救急車には乗れませんよ?歩けますか?」と。


伯母にも「入院の準備は私がしてあげるから、先生の言う通りにしなさい」
と説得され入院することになった。

人生初の入院生活が始まる。



つづく



【今日のわんこ】

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