運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

社員と一緒の激動期 10

新人との仕事のこと


Nのようにラッキーな初受注もあるけど、
そんなに簡単なものではない。


そもそも、ほんの少し前まで学生だったわけで、
仕事の上では、全くのさらの状態。
1から教えなければ、何も始まらないのだ。わかってたけど…。


営業の基本は飛び込みとテレアポ
これも、まずは見本を見せなければいけない。


自分が新卒で入った会社でも
後輩に見本を見せるのに、飛び込み同行をしてはいたけど。
年齢が近い先輩&後輩と、社長&社員では全く違っていた。


さすがに社長の名刺で飛び込みをするのも気が引けて
(わたしは良いけど、名刺を受け取った方が引くと思い…)
「営業チーフ」という肩書きの名刺を作った。


そして、SとNを交代で同行し、まずは私が飛び込みをしてみる。


でも飛び込みって、キャリアがあるからうまくいくわけでもなく…
無愛想な事務の人に
「迷惑なんで、二度と来ないでください」と言われて、
ドアをバタン!って閉められたり(;_;)


まあ、それも見本にはなるんだけど、、、
今思い出しても、本当に大変だったし、良く頑張った私!


でも、私が教えれば、2人はできるようになって
そのうち一人で営業にいけるようになる。


日々の成長が見えることは、大変だったけど本当にうれしかった。
それは、会社員時代の後輩の時もそうだったけど、
やはり自分の社員だと、格別にうれしいものだった。


こんなこともあった。


わたしが新卒で入った会社で、ずっと担当していたクライアントがあり、
とてもお世話になった担当者がいた。


独立してからも時々は連絡していたものの、
当時はメールや携帯もなかった時代。
担当者が異動で東京を離れたときに連絡を取れなくなって、
そのままになっていた。


そんな時、Nから同行を頼まれた会社が、まさにそのクライアントだった。


でも担当者は違っていたし、同行したところ
「新卒で頑張ってテレアポしてるので時間をとったけど、
うちには決まった代理店がある。
せっかく社長さんにまで来てもらったけど仕事は出せないんですよ」
ということだった。


新卒のことを大事にしてくれる、すごく良い担当者だったので、
お礼の挨拶をして帰る際に、


「実は私、15年くらい前に御社のHさんにお世話になって、
懐かしさもあって同行してきました。」と伝えたところ


「えっ!?Hなら隣の会議室にいるので、ちょっと待ってて」となり、
10年ぶりにHさんと再会でき、その後、仕事にも繋がった!


Nがテレアポしてくれなければ、Hさんにお会いすることもできなかった。


新人との仕事は大変だけど、
新人だからこそできることを一緒に体験できて、刺激にもなった。


でも、私も30代だからできたことで、
今、新卒と一緒に飛び込みをやれと言われたら、、、。


若い頃に経験できてて良かった。と心から思う!


【今日のわんこ】

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