運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

7年間の共同経営 3 (事件発生)

*前回からのつづき

「起業ー!!!」と盛り上がりながらも、
売るものが決まっていない私たち。

女王様が言い出したネットワークビジネスだって、
本人含め、全員それがいいとは思っていなかった。

なんて思ってる時に、
会社退職の挨拶をしに行ったクライアントの社長から、
「 ”カビない塗料” を売ってみない?」というお話しがあり。

渡りに船。
というわけで、トントン拍子に話が進む。

この後、私たちは会社を辞めて設立の準備に取り掛かった。
今考えたら、辞めないで(勤めながら)設立準備をしても良かったのに、、、
なんせね、盛り上がっていたのです。

退職後、自分たちの会社を設立するまでの1ヶ月はプー太郎状態。
でも、前職の引き継ぎ等でアルバイトもしてたし、
貯金もあったから全く悲壮感はなかった。

そして会社設立の事務手続きが全て終わり、
いよいよ「来週には設立」となった週末に、大事件が起こる。

なんと…、女王様と付き合っていた
ジャイアンの浮気が発覚してしまった。。。

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< おさらい(会社設立メンバーは4名) >

・女王様気質の同期(女)
・同じく同期のジャイアンタイプ(男)
ジャイアンタイプの幼馴染である、癒し系お地蔵男子(男)
・私(女)
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実は、ジャイアンのマンションを
会社の事務所にすることが決まっていて、
みんなそこで準備したり寝泊まりもしていてた。

大雑把なジャイアンは、
私物もみんなの見えるところに放置。

私がケガをして、ばんそうこうを探してた時に
薬箱の下からピラッと何かが落ちてきて…。
それは、辞めた会社の女性スタッフとジャイアン
どこか旅行に行ってるような写真だった。

とりあえず目につかない所に隠し、
自分だけにとどめておけなかった私はお地蔵男子君に相談。
ジャイアンの幼馴染だけあって、
彼の様子がおかしいのには気づいてたみたい。

女王様にばれたら大変なことになるね、って。
どうしたもんかと…。ただ、こんな大事なタイミングで
ジャイアンも本気でそんなことはしないでしょう。
ということになり、見なかったことに。

しかし、結果的には女王様が気づいてしまい。
ジャイアンを問い詰め、彼は白状してしまった。

プライドの高い女王様は、当然のように荒れ狂い。
「知ってて黙ってた」と私たちもなぜか罵倒され。
ジャイアンとは一緒に会社をやれないから、
自分が社長になって三人で会社をやると言い出した。

まぁ、そう言いたくなる気持ちもわかるけど…。

とはいえ、会社を始める前に私たちは、
”二人の関係がどうにかなっても、仕事は割り切る”
という約束(確認)をしていた。

そして、お地蔵男子君も私も、どちらかといえば
ジャイアンの破天荒さと親分キャラに魅力を感じていて、
女王様が社長の会社には、全く魅力を感じなかった。

うーーん。どうしたものか。
私もお地蔵男子君も会社を辞めてしまっているので、
このままだと無職になってしまう。

そしたらジャイアン
「彼女とは別れるので、一緒に会社をやりたい」と言ったので、
もう一度4人で話し合いをすることになった。


つづく


【今日のわんこ】

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