運と感性とひらめきでやってきた。

なんとなく20年、女社長の振返り日記。1999年に会社設立して、いま思うこと。

7年間の共同経営 1

そもそも社長になりたいとか
独立志向があったわけではなく。

大学卒業して普通に就職し、
4年間大手広告代理店のグループで営業をしていた。

1日100社以上の飛び込みやテレアポ
始業前の朝ミーティングに、夜8時からの営業会議。
今でいう、超ブラック企業

でも新卒で入社してるから、
会社っていうのはこんなもんだと思ってた。
若い会社だったから、学生時代の延長みたいに
みんなでワイワイ楽しくて…そんなにつらいとも思ってなかった。

ただ、営業数字はかなりえぐくて、、、
毎朝のミーティングで数字を詰められてた。

そんな中でも私は、営業中さぼりまくってたのに
たまたま飛び込んだ会社から大型受注したり。
担当を振り分けられた数年実績のない企業から
急に大型の仕事がきたりと、ここでもやっぱり強運だった!

そんなこんなで、20代の私は超できる女と勘違いし、、、

入社5年目、「私なら、もっとすごいことができそう!」と息巻いてた時に、
同期に「独立するんだけど一緒にやらない?」と誘われ、
何だかおもしろそうだなと思って、あまり考えずに決断。

そして、同期4人との7年間の共同経営がはじまった。

独立することは決まってたけど、
何をやるかが決まってないという(!)

今考えるとダメダメなんだけど、
その時は「何やっても、私がやれば大丈夫!」って、
根拠なき自信を根拠にしてた。

退職の挨拶をクライアントにしていた時、
ある会社の社長が「新規事業をやる」ということで、
「新会社でぜひ、うちの商材を売ってほしい」と言われ、
イケイケな私たちは、それを快諾。

その商材っていうのが「カビが生えない塗料」
どう聞いても怪しいのに、その頃は悲観的なことは全く考えず。

超楽観的かつ前向きに、
「カビが生えない塗料なら、爆発的に売れるし、
私だったら、絶対売れる!」ってワクワクしてた。

広告の営業しかしたことないし、その業界の知識もないのに…。

 

つづく


【今日のわんこ】

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